DVD鑑賞「カラスの親指」

f:id:asahino03:20140216020838j:plain
こちらも原作は読んでいましたが映画では見逃した作品でした。

まず原作者の道尾秀介さんの作品を初めて読んだ時、衝撃を受けまして。そのドンデン返しっぷり(叙述トリックというそうですが)に読みながら感嘆してしまいました。

映画公開後に道尾ファンになったので、劇場行けば良かったと後悔しましたね。

もう一つDVDで観たかったのは、今をときめく能年玲奈ちゃんがヒロインまひろを演じていたからです。

あまちゃん」は後追いで総集編でファンになった私ですが、紅白での あの潮騒のメモリーの一連の流れを、YouTubeで見ては泣くを、今年に入ってから繰り返しており、総集編しか見てないくせにあまロスしている次第です。
しかし、誰しも認めることですが、能年ちゃんの瞳の力は尋常じゃないですね。こんな娘の親だったら、四六時中目が離せなくなるんでしょうね。

村上ショージさんも良かったですよ。入川役=イルカに似てるって人選なのかもしれませんが、関西芸人が俳優として出演すると、関西弁のままいくというパターンがよくありますが、この入川という役は、この作品ではキーパーソン中のキーパーソンなので、変に関西キャラになったら原作の感じと変わってしまっていたと思うんですよね。

邦画をそんなに観る気がしないのは、特に原作を知っていたりするあと、自分の中での配役イメージと あまりに違う場合とかがあるからなんです。
例えば「カラスの親指」では主役の竹沢役は、私のイメージでは東京03のツッコミの方なんです。なんで?といわれても答えられないのですが、最初にそう思ってしまったからなんでしょうか。
邦画=原作が面白かったから観に行く ということが多いので、自分の勝手なイメージとはいえ、やっぱり原作のイメージからかけ離れてはいない配役を期待します。

とはいうものの、阿部寛の竹沢もなかなか良かったんですがね〜。ただ やひろの彼氏の貫太郎役は、太った役者さんの方が良かった気がします。竹沢の阿部寛と並ぶと丁度同じ位の長身痩せ型で、チームの中に同じ見栄えが2人は要らないように思うんですよね。

160分と長い映画なんですが、それくらいないと大事な伏線が表現しきれなかったんだと思いますね。

これからも道尾作品は映画化されていくでしょうから、見逃さないようにしめす、ら